写真はタカサゴサガリゴケ Pseudobarbella levieri でしょう。 福岡県・古処山の山頂に近い登山堂脇の枝から垂れ下がっていました。 屋久島ではたくさん見たコケですが(こちら)、屋久島以外では初めて見たと思います。 分布は平凡社では本州(神奈川県箱根以西)~琉球となっています。
イトゴケやキヨスミイトゴケなどと比べると、葉は茎に対して90°に近い角度でついています。 上の写真では少し乾き気味でねじれてはっきりしませんが・・・
湿った状態では葉は茎や枝の先まで見かけ上扁平についています(上の写真)。
葉は卵形の下部から漸尖し、葉先は細く糸状に伸びています(上の写真)。 葉縁はほとんど波打たず、ほぼ全縁に歯があります。 中肋は1本で、葉の中央部以上に達しています。
葉身細胞は線形で、中央に1個のパピラがあります(上の写真)。





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