写真はホウオウゴケ科のホウオウゴケ
Fissidens nobilis です。 渓流近くの湿った岩上に群落を作っていました。 水の滴る場所で、葉が濡れています。
胞子体は古いものしか残っていませんでした。
葉の上部の葉縁には大きな不規則な歯牙があります。 中肋は葉先近くに届いています。 下は上翼と腹翼が接する部分です。
腹翼は2枚の“翼”からなっていて、上の写真では、その2枚の“翼”の間に気泡が入り込んでいます。 ちなみに、属名の
Fissidens はラテン語の fissilis(割れる) と dens(歯) に由来していて、歯のような葉が割れている(腹葉の部分)ところからのようです。
また、ホウオウゴケでは、葉の全周にわたって葉縁が暗く縁取られています。
こちらでは、葉の断面を作って、葉縁が黒く縁取られる理由や、上記の腹葉が2枚の“翼”からなっている様子などを載せています。
(2017.9.23.
和泉市 槇尾山)
◎ ホウオウゴケは
こちらにも載せています。
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