写真はヒロハスズメノトウガラシ
Lindernia antipoda var.
verbenifolia です。 従来スズメノトウガラシとされていたものは、本種とエダウチスズメノトウガラシ
L. antipoda var.
grandiflora に分けられています。(2種間の違いは
こちらに載せています。)
上の写真のいちばん上は花を横から見ており、中央の垂れているのはツボミ、下の横に伸びているのは未熟な果実です。
上の写真は花を斜め上から見ています。 花は上下から押し潰したような形をしていて、花冠は2唇形で、下唇は3裂しています。 上唇と下唇の間から2本の黄色いヒゲのようなものが出ていますが、これは・・・
上唇と下唇の間を裂いてみました(上の写真)。 これらの仲間はオシベが4本のはずですが、花粉を出しているのは上唇にくっついている2本のみのようです。 中央に伸びているのはメシベで、黄色いヒゲのようなものは、位置からしてもオシベなのですが、葯が見当たらず、花粉は出していません。 仮オシベとして虫を誘導する役割になっているようです。
(2017.9.9. 堺自然ふれあいの森)
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