2019-01-23

オオサワゴケ


 写真はオオサワゴケ Philonotis turneriana でしょう。 みごとに水をはじいていて、大きな水滴も見えます。


 乾くと、葉は縮んで細くなっていきます。 今回見たオオサワゴケは、枝先に房状に無性芽をつけていました(上の写真)。


 茎は長く伸び、上の写真では数字の単位がmmですから、まっすぐ伸ばせば2cmほどですが、もっと長く5cmほどになることもあるようです。 葉の長さは、上の写真の場合では、1mm前後のものが多いようです。


 葉は狭三角状披針形で、最下端が最も幅広くなっています。 葉形を見るとコツクシサワゴケなどによく似ていますが、葉縁が反曲することはありません。
 葉の表面は強く水をはじくため、葉のプレパラートにはどうしても気泡が入ってしまいます。


 葉身細胞の腹面上端にはパピラがあります(上の写真)。

(2018.11.14. 大阪府豊能郡豊能町)

こちらには蒴をつけたオオサワゴケを載せています。


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