ゴマギ Viburnum sieboldii は関東地方以西に分布する落葉高木です。 1つひとつの花は小さいのですが、たくさんの花をつけ、甘い香りも強いはずなのですが、上の写真の花とは距離があり、においを感じることはできませんでした。
果実は他に赤い実の少ない真夏に赤く熟し、鳥たちにも好まれます。
葉は対生して倒卵状楕円形、葉先は鈍く、葉縁には鋸歯があります。 側脈は並行し、鋸歯に入っています。 葉を揉むとゴマ油のような強い香りがして、これが和名の由来です(護摩とは関係ありません)。 なお、この香りは若い枝や樹皮にもあります。
このように花も実も香りも楽しめる木なのですが、大木になりすぎるため、庭木としてはほとんど使われません。
(2021.5.14. 明治の森箕面国定公園)
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