2021-07-05

ホソエノヌカホコリ

 朽木上の写真の変形菌、ケホコリ科のホソエノヌカホコリ Hemitrichia calyculata だと思います。 未熟の状態の子嚢はとても美しいのですが、上のような時期の方が同定は容易です。 なお、ヌカホコリの変種とする考えもあり、その時の学名は  H. clavata var. calyculata となります。
 上の写真の子嚢は約1mm、柄の長さも約1mmでした。 柄は最初は白っぽい色ですが、裂開時には赤みを帯びた褐色になっています。

 杯状体は浅く、子嚢の裂開後は上のように反転傾向になります。 細網体は子嚢の底に強く付着しています。

 上は細網体で、4~5本のらせん紋があります。

 上は胞子です。

(2021.6.24. 兵庫県西宮市 北山)

◎ ホソエノヌカホコリはこちらにも載せています。


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