上はナンヨウサンカクゴケの時に載せた写真の再掲です。 いろいろなコケが写っていますが、その大部分はオオシタバケビラゴケ Radula cavifolia です。
茎の左右に円い葉が並ぶ苔類はとても多く、背面から(=上から)見て色や大きさなどから同定するのはとても難しいことです。 苔類の同定は腹面からの観察が原則です。
上は腹面から撮った写真です。 腹片は長さが背片の長さとほとんど変わらず、縁が内曲しています。 腹葉はありません。
上は葉身細胞です。 大きな油体がふつう各細胞に1つあるのはけびらゴケ族の特徴です。
(2022.12.9. 滋賀県 金勝寺)
◎ オオシタバケビラゴケはこちらにも載せています。
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