コケ植物は小さいものです。 小さいために見分けがつけにくいのがコケです。 肉眼で見分けのつくのは、ほんの一部で、コケ観察にはルーペは必需品です。 コケ庭に使われているコケも、コケテラリウムに使われるコケも、特別な環境に育つ大形のコケに限られているのですが、それらのコケでも、似た種類と正確に見分けるには、多くの場合顕微鏡が必要になります。 名前調べが適度に難しいのもコケの魅力の一つかもしれませんが・・・。
ある程度コケに詳しくなると、顕微鏡写真はとても役立ちます。 しかし一方で、顕微鏡を使ってまで詳しく知ろうとは思わないという人もおられるでしょう。
顕微鏡を持っていない人にも、顕微鏡写真は役立ちます。 どのように役立つのか、まとめてみました。
① ルーペでの観察に役立つ
小さくしか見えていない特徴には気づきにくいもの。 拡大された顕微鏡写真を見て、その特徴が頭に残っていれば、ルーペではとても小さくしか見えていない特徴にも気づくことができるでしょう。
② 肉眼レベルの特徴が納得できる
肉眼レベルの特徴も、その原因が顕微鏡レベルの特徴にあることがとてもたくさんあります(具体例はたくさんありすぎるので、ここでは略します)。 顕微鏡レベルの知識を持つことは、コケに関する理解がぐんと深まります。
③ 別世界を楽しむ
顕微鏡写真で、ふだん目にすることができないミクロの世界を楽しむことができます。
2024-05-13
顕微鏡の無い人にコケ図鑑の顕微鏡写真は役に立たないか
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