上はアツブサゴケ Oticodium laevisetum だと思います。 コンクリート製の堰堤の壁についていました。
基物に密着していた茎は密に枝分かれしており、そこから多くの枝を上方に出しています。
乾いた状態で枝の幅は葉を含めて約1mm、蒴は卵状円筒形で直立、蒴柄の長さは上の写真で10mm、平凡社では7~10mmとなっています。
乾いた状態で枝の幅は葉を含めて約1mm、蒴は卵状円筒形で直立、蒴柄の長さは上の写真で10mm、平凡社では7~10mmとなっています。
中肋背面の上端は歯で終わっています(上の写真)。
葉身細胞は長楕円形~線形でやや厚壁、長さは 30~50μmでした(上の写真)。
基部および翼部の細胞は短く、厚壁です(上の写真)。
上は蒴歯を蒴の内側から撮っています。 内蒴歯は基礎膜のみで、歯突起や間毛はありません。
(2024.5.22. 京都府南丹市 美山)
◎ アツブサゴケはこちらにも載せています。 また、こちらには湿って葉の開いた状態の本種を載せています。
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