2024-05-23

クラガリシダ

 クラガリシダ Drymotaenium miyoshianum を教えていただきました。 小さな渓流近くの樹幹についていました。 ウラボシ科の常緑のシダで、葉の長さは 20~40cmです。 分布は本州中部以西と四国・九州で、環境省のRDBで絶滅危惧IB類(EN)になっています。

 葉は厚く、表面に1本の溝があります(上の写真)。

 葉を裏面から見ると左右に深い溝があり、ソーラスはこの溝にそって線状に連なっています。 葉の表に1本の溝があり、ソーラスが溝にそって線状につながることなどはシシランなどに似ていますが、別の科に分類されていて、見た印象もかなり違いました。

(2024.5.22. 京都府南丹市 美山)

0 件のコメント: