写真はオニヒカゲワラビ Diplazium nipponicum です。 川沿いなど空中湿度の高い所を好み、本来は常緑性ですが、寒地では夏緑性となる大型の多年性のシダです。 上の写真からも根茎が短く這っていることが分かります。
葉は3回羽状複葉、ソーラスは線形で一端が中肋に接するのですが、観察時にはソーラスを見つけられませんでした。
葉柄下部には黒褐色で宿存性の鱗片がまばらについています(上の写真)。 まだ葉が展開していない時期にはアクのない山菜として利用され、この鱗片が本種を見分ける良いポイントとなるようです。
(2024.5.22. 京都府南丹市 美山)
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