今年の苔・こけ・コケ展で見せていただいたケハタケゴケ Riccia pubescens です。 日本産のハタケゴケの中では最も小さい葉状体です。 葉状体の背面と縁に単細胞性の毛が散生することが和名と学名の由来ですが、仮根も多いので、私としては、葉状体全体に毛が多いハタケゴケという印象でした(上の写真には蜘蛛の糸も混じっています)。
古木(2020)によれば、除草されて踏み固められた地面に生育しているが、既知の産地は関東地方に限られています。 植物体が目立たないので、見過ごされているのかもしれないということです。
【参考文献】
古木達郎:新・コケ百選 第21回ウキゴケ科.蘚苔類研究12(4).2020.
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