写真はミヤケハタケゴケ Riccia miyakeana でしょう。 敷石の隙間で育っていました。
上の写真の葉状体の幅は1~2㎜です。 平凡社などでは4㎜に達するようですので、十分に広がることのできない生育場所の関係で、小さくなっているようです。
葉状体の基部が少し海綿状になりかけています。
本種は葉状体に気室があります。 背面から見ると、気室の区画が多角形の模様に見えます(上の写真)。
上は葉状体の断面です。 薄い切片では上の写真のように気室が確認できますが、切片が厚いと、細胞が重なり、分からなくなります。
上は葉状体の断面です。 胞子体は成熟しているのですが、背面の盛り上がりはありません。
上は胞子です。 左が遠心面、右が求心面だと思います 径は 80~90μmです。
(2024.11.7. 京都市内)
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