写真はミヤコゼニゴケ Mannia fragrans で、これも今年の苔・こけ・コケ展に出されていたコケです。 和名に「ゼニゴケ」とついていますが、ゼニゴケ科ではなく、ジンガサゴケ科で、印象はジンガサゴケによく似ています。
和名の「ミヤコ」は東京都で発見されたところからで、関東地方のあちこちで確認されはじめたコケですが、近年は全国に広がっているようです(私はまだ育っている所は見たことがありません)。
本種は腹鱗片の付属物が葉状体の縁からはみ出して髭のようにみえるのが特徴で、ヒゲゼニゴケという別名もあるのですが、時期的なものか、採集されて時間が経っているためか、上の写真では、髭はわずかしか見えていません。
上は腹鱗片とその付属物を取り出して撮った顕微鏡写真です。
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