12月5日に載せたウロコゼニゴケ Fossombronia foveolata var. cristula ですが、まだ青い蒴が多かったので、少し持ち帰り、その後の変化を観察し続けていました。
上は12月11日に撮った写真です。 茎葉体はどんどん緑を失っていきましたが、蒴は黒くなり、蒴柄も伸びています。 球形の蒴の直径は 0.5mmほどです。
このウロコゼニゴケを 12月14日に観察すると・・・
黒かった蒴は褐色になり、不規則に割れはじめていました。 上の写真はほぼ真上から撮っていて、緑色をしているのはウロコゼニゴケ以外のコケですが、左下の蒴は割れ目ができて、中の胞子が少し見えています。 左上の蒴にもヒビが入っています。
上の写真には、まだ緑色の蒴や黒くなった蒴なども写っていますが、左上の蒴は割れ、たくさんの胞子が見えています。 きれいに蓋が開いたようにも見えますが、これは偶然で、ウロコゼニゴケの蒴は不規則に裂開します。
上は1枚目の写真と同じ蒴です。 この蒴の大きな裂開は横で起こっています。
ウロコゼニゴケの胞子や弾糸の様子は 12月5日の記事に載せていますので、今回は重複を避けます。
経過観察しているウロコゼニゴケは、ペットボトルの蓋で育てています(上の写真)。
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