数日前に載せた
ケネジクチゴケや
ミジンコシノブゴケなどと同じ岩上に育っていたアオハイゴケ
Rhynchostegium riparioides です。 上の写真でも分かるように、水飛沫を浴びて濡れています。
アオハイゴケは前にも載せていますが(
こちら)、前回は蒴がありませんでしたし、葉形も少し違っているので、再登場です。
古い葉は暗緑色で、新しく伸びた枝についている葉は明るい黄緑色と、ずいぶん色が異なります。 蒴は古い枝の途中から出ていて、長い蒴柄があります。
葉形は、2枚目の写真や前に載せたアオハイゴケでは広卵形が多いのですが、上の写真のようにほぼ円形のものもあります。 葉形に違いがあっても、全周に小さな歯が並ぶことや、中肋が葉長の 2/3~3/4に終わることなどは共通です。 翼部は不明瞭ですが、他よりも幅のある細胞で形成されているようです。
上は葉身細胞です。
内蒴歯と外蒴歯はそれぞれ16本です。 帽や蓋の残っている蒴はありませんでした。
上は内蒴歯、外蒴歯と胞子です。
(2017.12.13. 京都市 貴船)
◎ 帽を持った若い蒴をつけた本種を
こちらに載せています。 また
こちらには水中で繁茂していた本種を載せています。
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