コムチゴケ Bazzania tridens もいろいろな形態を取るようです。
上は(私にとって)いちばん分かり易い見慣れたタイプ。 二又に分かれた茎が、基物であるスギの幹から前方に突き出ていますし、“鞭”もたくさん出ています。
上はスギの幹に張り付いていますが、茎はやはり二又に分かれて伸びています。 よく見れば鞭枝もあちこちから出ています。
上には悩みました。 下の写真は顕微鏡で上の腹面を観察したものです。 顕微鏡で観察すればコムチゴケであることは容易に確認できますが、ルーペで腹葉の形を確認するには、かなり目を凝らさなくてはなりません。
腹葉はほぼ全縁です。 上の写真ではあまりはっきりしない葉もありますが、葉先には3歯があり、これが種小名( tridens )になっています。 ちなみに属名( Bazzania )は人名に由来します。
上は葉身細胞です。
◎ コムチゴケはこちらにも載せています。
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