写真はキブリナギゴケ Kindbergia arbuscula のようです。 コケとしては大形で、基物上を這う一次茎から立ち上がる二次茎は硬く、上部で多くの枝を出し、樹状になります。
知人をとおして同定を依頼されたものですので、生育状況が分かる写真はありませんが、和歌山県田辺市の伐採に伴う道路工事が予定されている所の、石や倒木の上に育っていたということです。
枝の幅は葉を含めて1mmほど、茎につく葉は大きい葉で長さ1~1.5mmです。
上は枝先です。 枝葉は広卵形で漸尖し鋭頭です。
茎葉は上の写真のように茎を半周ほど囲むようについています。 したがってこの葉を1枚完全な姿形で取り出すのは無理で・・・
上は片側が基部まで完全な茎葉です。 ほぼ全周に歯があり、中肋の先には1個の歯があります。
上は葉身細胞です。
◎ キブリナギゴケはこちらにも載せています。
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