2018-09-05

ツツバナゴケ


 土崖に生育していた写真のコケ、下に載せる顕微鏡観察の結果はツツバナゴケ Alobiellopsis parvifolia らしく思えたのですが、決め手となる胞子体は無く、図鑑の図とも少し異なるようですし、私の知らない似たコケもあることでしょうし、自信が無く、M氏にお聞きしたところ、やや幼体っぽいツツバナゴケだろうということでした。


 1枚目の写真は、上の写真の赤丸で囲んだ中央付近です。


 葉は舌形で円頭ですが、少し凹頭の葉も見られます。


 上は、ゴミが多くて分かりづらいですが、茎が側面からではなく腹面から分枝している所を撮っています。


 上は腹葉で、小さな舌形です。


 上は葉身細胞で、細胞は四角で大きく、各細胞には楕円体で微粒の集合した油体が2-3個入っています。

(2018.9.2. 堺自然ふれあいの森)

◎ 花被をつけたツツバナゴケの雌株をこちらに、その胞子体が生長し蒴が開裂している様子をこちらに載せています。

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