春の蛾がいろいろ出てきています。 写真の蛾もそのうちの一種で、ブナキリガでしょう。
名前からすると幼虫の食餌植物がブナのようですが、そうでは無さそうです。 大阪付近ではブナは標高800mあたりから上にしか見られませんが、ブナキリガは平地で見ることができます。 幼虫はサクラ、クヌギ、ウラジロガシなど、いろいろな葉を食べるようで、名前の「ブナ」は「ブナ科」の葉も食べる程度の意味なのでしょうか。
ブナキリガと同様に春に見られるキリガにホソバキリガがいます。 ホソバキリガは昨年載せています(
こちら)が、ブナキリガとよく似ています。
下は今年撮ったホソバキリガです。
ブナキリガとホソバキリガを比較するといろいろ違いはあるのですが、私が両者を見分けるポイントとしているのは、上の写真の水色の○で囲んだ部分です。 ホソバキリガの亜外縁線は、少し大げさに書くと、水色の円内で「Z」のようになっていますが、ブナキリガの亜外縁線はスムーズに走っています。
(2015.3.4. 堺市南区豊田)
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