シャリンバイの葉の上で |
サツマキジラミはシャリンバイにつくキジラミです。 会合の前に立ち寄った公園で、植栽されているシャリンバイにたくさんのサツマキジラミの成虫がいるのを発見しました。
シャリンバイの新芽のサツマキジラミ |
触角の先でVサイン |
サツマキジラミは、分布を北へ広げているキジラミで、以前はもっと南でしか見られなかったはずで、「サツマ」は薩摩だろうと思っています。
上は写真を撮るために手前の新葉を1枚除去していますが、芽の付け根付近などには、まだ幼虫もたくさん残っています。
上のように体色の薄いのは、羽化してからあまり時間が経過していない個体なのでしょう。
交尾しているサツマキジラミもたくさんいました。 サツマキジラミの交尾は雌雄がほぼ横に並んで行われるようです。
体の大きい方がメスでしょう。 何組かの交尾中のものを見ると、必ずオスの方が黒っぽい体色をしていました。
私の見た範囲では、交尾中の多くのメスが甘露らしきものを出していました。 メスは吸汁しながら交尾しているのでしょう。 他の昆虫でもメスが交尾しながら採食し、オスは交尾に専念しているような姿をよく見かけます。 メスは産卵に備えて体力を蓄えようとしているのでしょうか。
交尾中を後ろから |
(2015.3.6. 大阪市住之江区 住之江公園)
◎ サツマキジラミの交尾や幼虫の様子はこちらにも載せています。 また、交尾・産卵後の若齢幼虫の様子などはこちらに載せています。
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