シダ植物の1つの科にコケシノブ科があります。 シノブ玉など観賞用にも育てられるシノブというシダがありますが、コケシノブは「コケのように小さなシノブ」という意味の名前です。 もっとも大きさも違いすぎて、両者はそんなに似ているとは思いませんが・・・。
ちなみに「シノブのようなコケ」という意味のシノブゴケという蘚類もあります。
上がそのコケシノブ科に分類されている1種コウヤコケシノブ( Hymenophyllum barbatum )の群落です。
上は葉を裏から見たものです。 脈の上には褐色の糸状鱗片が見られます。
葉の縁には鋸歯があります。 コケシノブ科に分類されるシダには、他にもコケシノブ、ホソバコケシノブ、キヨスミコケシノブなどがありますが、葉縁に鋸歯が出るのはコウヤコケシノブだけです。
(2015.2.15. 交野市)
◎ コウヤコケシノブの葉の展開の様子やソーラスなどはこちらに載せています。
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