コナラの朽木上で、周囲に胞子をたくさん落としているムラサキホコリの一種がありました。 変形膜が目立っています。
子嚢は褐色系で、柄は黒く子実体の高さの 1/5前後です。
上のように子嚢の先端がくっついている所もありました。
上は胞子がほとんど出てしまい、表面網をとおして子嚢の内部の軸柱が見えています。 軸柱は子嚢の先端近くまであるようです。
以上の特徴から、写真のムラサキホコリはオオムラサキホコリ Stemonitis splendens だろうと思います。
このムラサキホコリに下のような甲虫がいました。 胞子を食べに来ているようです。
タマキノコムシ科の一種だと思いますが、胞子まみれで特徴がよくわかりません。 カメラを向けるとゴソゴソと子嚢の間に潜り込んでしまいました。
(2021.6.11. 兵庫県西宮市 甲山山麓)
◎ こちらではオオムラサキホコリの細網体や胞子などを顕微鏡で観察しています。
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