2015-12-15

アカスジゴケ


 京都コケ展で見たアカスジゴケ(こちら)を自生地で見ることができました(上の写真)。 土の斜面に育っていました。


 上はアカスジゴケ Epipterygium tozeri の葉です。 かなり弱った状態のようで、和名の元になっている中肋の赤い色も薄れてきています。 中肋は葉先から少し距離を置いた位置で終わっています。


 上は葉縁の一部を拡大したもので、不明瞭な舷があります。 葉身細胞は狭六角形~狭菱形です。


 洋梨形の蒴を正面近くから撮ってみました(上の写真)。 外蒴歯・内蒴歯とも16本です。

(2015.12.9. 京都市 西芳寺川)

◎ 胞子体をつければ配偶体は弱ります。 胞子体の無いアカスジゴケの元気な配偶体の様子はこちらに載せています。