雨に濡れたスギバゴケ Lepidozia vitrea 、水滴が絡みついていますし、葉と葉の間隔も少し異なっていることもあって、前に載せたものとは違った雰囲気になっています。
上は背面から、下は、乾燥してきて葉が少し巻きかけていますが、上とほぼ同じところを腹面(地面を向いた側)から撮ったものです。
枝の先端はやや鞭状になっています。 平凡社の図鑑によれば、特に西南日本の渓谷で鞭状になる傾向が強いようです。
腹葉は葉より少し小さいようです。
上は葉を背面から撮ったもので、黒くなっている部分は腹葉がある所です。 葉の裂片は6~15細胞からなり、葉掌部は数細胞高です。 細胞は厚壁です。
(2016.3.9. 京都市 菩提道)
◎ スギバゴケの顕微鏡写真はこちらにも載せています。 また胞子体の様子はこちらに載せています。