2016-05-24

胞子を出しているサヤゴケ



 ちょうど胞子をばらまきはじめたサヤゴケ Glyphomitrium humillimum です。 緑色の胞子と赤い蒴歯のコントラストがいいですね。
 平凡社の図鑑では、サヤゴケの蒴歯は1列で16本となっています。 しかし上の写真では蒴歯は8本のように見えます。 たぶん横に並んだ2本ずつがぴったりくっついているのでしょう。 上の写真でもよ~く見ると、8本に見える蒴歯のそれぞれの中央に細い線があるように見えます。
 上は5月20日に堺市南区茶山台で撮ったものです。 サヤゴケが胞子を出すのは、ちょうどその頃のようで、昨年の6月上旬には空になった蒴が見られました(こちら)。

(以下、追記)


 5月15日には上のような状態で、まだ帽を被っていました(東大阪市の枚岡公園にて撮影)。

 これよりもっと若い、まだ蒴が膨らんでいない状態の、12月に撮ったサヤゴケをこちらに載せています。