ハバチ(葉蜂)の仲間(ミフシハバチ科)のルリチュウレンジ Arge similis の幼虫は、ツツジ類の害虫として知られていますが(こちら)、今回、ヒラドツツジに産卵している様子を観察することができました。
卵は葉の縁から産卵管を差し込んで葉肉内に産み付けられます。 特に厚くもない葉に器用に産卵管を差し込めるものだと感心しますが、葉縁に沿って歩きながら、気にいった場所をみつけると、比較的簡単に産卵管を差し込んでいるようでした。
上の写真では、葉に差し込まれている産卵管が、かすかにですが、透けて見えているように思います。
場所を変えて何度も産卵してくれるのですが、どうしても後脚が邪魔になります。 上の写真では蜘蛛の糸まで邪魔をしていますが、卵と共に何かを注入しているのでしょうか、葉が円く変色しています。
産卵管が写るかと、産卵管を抜いた瞬間を狙ってみたのですが、ダメでした。
上は産卵痕です。 1枚の葉に複数の卵を産みつけるようです。
(2016.5.15. 東大阪市 枚岡公園)
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