ナガバチヂレゴケ
Ptychomitrium linearifolium がたくさん蒴をつけていました。
蒴歯は単列で16本あり、その細い蒴歯のそれぞれが基部近くまで深く2裂しています。 上の写真では途中で折れてしまっているものも多く混じっていますが・・・。
2月中旬に撮った、まだ帽を被っているナガバチヂレゴケは
こちらに載せています。 ルーペレベルの葉の様子も載せていますので、今回は重複を避け、葉については顕微鏡レベルのみを以下に載せておきます。
葉は鋭頭で、上部に大きな鋸歯があります。 中肋は太く、葉の先端の下で終わっています。 葉の基部の細胞は大きく、長い矩形で、薄壁です。
鋸歯は数細胞からなっています。 葉身細胞は丸みのある方形~矩形で、厚壁です。
(2016.4.24. 池田市 五月山公園)