スギゴケ科は次の5属からなります。
タチゴケ属
葉の縁に舷がある。 薄板は中肋腹面のみ。
タチゴケモドキ属
薄板は中肋の背腹両面にある。
フウリンゴケ属
薄板は中肋腹面のみ。 蒴歯が無い。
ニワスギゴケ属
蒴は円筒形。 乾くと葉が縮れる種が多い。
スギゴケ属
蒴は角柱状。 葉は乾くと茎に接着する。
このうち、ニワスギゴケ属とスギゴケ属は種数が多く、互いによく似ているので、葉の違いを表にまとめてみました。
薄板 | 端細胞 | その他 | ||
横から見て | 上から見て | |||
コスギゴケ | 4-6 細胞層 | 菱形~上端平ら | 横長 | |
ヒメスギゴケ | 5-7 細胞層 | 長楕円形~倒卵形 | ほぼ円形 | |
チャボスギゴケ | 3-5 細胞層 | 二叉し不規則に重なる | ||
シンモエスギゴケ | 4-5 細胞層 | ほぼ方形で上面やや凹む | 葉身上部が最も幅広 葉は上部に集まる |
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セイタカスギゴケ | 2-5 細胞層 | よく2個に分裂し表面にパピラ | ||
コセイタカスギゴケ | 2-3 細胞層 | 上面は平滑 | 鞘部上半の縁に歯 | |
ホウライスギゴケ | 2-3 細胞層 | 上面は平滑 | 鞘部は全縁 | |
ケスジスギゴケ | 6-8 細胞層 | 方形~横長の矩形 表面にパピラ |
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ミヤマスギゴケ | 5-8 細胞層 | 上縁の細胞壁は内腔と 同程度に厚く 表面にパピラ |
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ヤマコスギゴケ | 4-6 細胞層 | 上縁の細胞壁厚く表面にパピラ | ||
タカネスギゴケ | 6-11 細胞層 | 卵形 | 薄板は覆われる | |
ウマスギゴケ | 5-7 細胞層 | 凹形 | ||
オオスギゴケ | 4-6 細胞層 | 縦に長い卵形 | ||
エゾスギゴケ | 4-5 細胞層 | 横広で扇形 | ||
スギゴケ | 6-8 細胞層 | フラスコ形 | 薄板は覆われる 葉先褐色 |
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ハリスギゴケ | 6-8 細胞層 | フラスコ形 | 薄板は覆われる 長い芒 |
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