神戸市・六甲山の標高約240mの岩上に育っていた写真のコケ、以下の観察結果からはコシノウスグロゴケ Leskea polycarpa だと思います(2026.3.28.撮影)。 しかし、野口(1991)によれば、本種がよく見られるのは北日本、特に日本海に面した所のようですし、広島大学デジタルミュージアムでは「日本では北海道と本州のブナ帯の樹幹上に生育する.」と書かれています。 また、胞子体も確認できませんでしたので、同定には自信がありません。
茎は不規則な羽状に密に分枝していました。 上の2枚は同じものを上下両面から撮影した写真ですが、全部つながっていて、1本の茎からの分枝です。
葉は乾くと上の写真のようにやや縮れます。 枝葉の長さは長いもので約1㎜です。
葉は広披針形で漸尖し、中肋は太く、葉先近くで消えています(上の写真)。 上の写真の下の葉のように、葉縁の中部が狭く反曲している葉があちこちに見られました。
上は葉先です。
葉身細胞は六角形~菱形で角張り、長さ8~13μm、中央に1個のパピラがあります(上の写真)。
◎ コシノウスグロゴケと思われるコケはこちらにも載せています。






