ラベル 39 昆虫を除く六脚類 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 39 昆虫を除く六脚類 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022-08-02

ツチトビムシ科の一種

 

 昨日載せたチョウセンスナゴケにいたトビムシで、ツチトビムシ科(Isotomidae)の一種だと思います。

 ツチトビムシ科としたのは、次の①~④の特徴からです。
 ① 前胸節が退化し、首のようになっている
 ② 第3腹節と第4腹節がほぼ同じ長さ
 ③ 体表にうろこが無い
 ④ 触角は比較的短く、各節の太さはほぼ同じ

2020-07-14

マルトビムシの一種



 朽木にいたマルトビムシの一種、体長は 2.2mmでした。 マルトビムシの仲間の胸部は、退化しているとも腹部と融合しているとも言われていますが、いずれにしても目立つのは頭部と腹部(注1)だけで、クモの仲間のようにも見えますが、肢は3対(6本)で、昆虫に近い仲間(注2)です。
(注1) 胸部と融合しているのなら、腹部だけではないので、胴部と言うべきかもしれません。
(注2) トビムシなどの内顎類と昆虫とを含めて六脚類と呼んでいます。

 6節ある腹部も、第1~4節は融合していて、つるんとしている種が多く、写真の種の腹部も真珠のような光沢を持っています。 なお、腹部のうちの第5~6節は尾節となっていて、横から撮った下の写真には尾節も写っています。


 上の写真には跳躍器も写っています。 いざという時には、普段は腹面にたたみ込まれている跳躍器を伸ばすことで見事なジャンプを見せてくれます(この大きさで数cmジャンプします=視界から消えます)。 トビムシの名前はこのことに由来します。

(2020.7.14. 兵庫県 摩耶山)

2020-06-29

マルトビムシの一種



 コケを見ていると、いろいろなトビムシにも出会います。 写真はマルトビムシの一種で、ケゼニゴケの雌器托の裏に潜んでいました。
 このトビムシはこれまでもコケを見ていて何度かみつけたことはあるのですが、それ以外では見たことがありません。 コケが好きなトビムシかもしれませんが、単にルーペでもなかなか気づきにくい大きさだからかもしれません。 動いているので、ものさしを横に置いての撮影はできませんが、写真から体長を計算したところ、0.75mmでした。



2020-06-17

アカイボトビムシの一種


 写真はアカイボトビムシの一種 Lobella sp. (イボトビムシ科)でしょう。 写っている葉は昨日載せたナガハシゴケです。
 トビムシの仲間の多くは跳躍器を持ち、その名のとおりこれを使って跳ぶのですが、この属は跳躍器を持ちません。 最近、発光することが分かりました。 この仲間は国内で18種ほどが知られています。



 コケを接写していると、いろいろな小さな虫たちも目につきますが、特にトビムシの仲間はよく目にします。

(2020.6.15. 兵庫県 六甲山)


2018-02-03

トゲトビムシ科の一種



 石の上にいたトゲトビムシの一種、体表を覆う小さな鱗粉に光が反射して光っています。 上の写真では体を曲げていますが、体を伸ばした体長は 4.2mmほどです。(1月31日、堺市南区の法道寺で撮影)
 トゲトビムシの名前は、腹面にある跳躍器(又状器)の茎節にトゲの列があるところからですので(こちら)、上の写真では確認できません。 トゲトビムシ科は、アヤトビムシ科(例えばアヤヒゲナガトビムシ)同様、長い触角を持っていることも特徴の1つです。
 トゲトビムシの仲間は森や林の落ち葉の下で普通に見られ、日本では5属31種が知られています。 トビムシの中では比較的大きいものも多く・・・

 以下は 2013.11.5.に金剛山で撮影し、Part1の2013.11.14.の記事にしていた写真です。





 体長は6mmほどもあります。 脚の先は刺のようになっているようです。 眼斑は6個の小眼より成っています。

2017-01-14

トゲトビムシ科の一種


 上は昨日載せたキャラボクゴケに潜んでいたトゲトビムシ科の一種です。 体表は鱗に覆われています。 鱗の厚さが薄いために上の写真ではほとんどその存在は分かりませんが、光の当たり具合で所々鱗が光を反射しています。


 上は死にかけている個体(元気のいいものではジャンプされてこんな写真は撮れません)を腹面から撮っています。 下にある目盛の最小単位は0.1mmで、体長は2mmほどです。 トゲトビムシ科のトビムシは3~4mmの大型種が多い(こちらには体長6mmのトゲトビムシ科の一種を載せています)ので、トゲトビムシ科としては小型の種です。 また、トゲトビムシ科の触角はトビムシ全体の中では長い方で、体長の半分からそれ以上の長さがありますから、写真のトビムシの触角はトゲトビムシ科の中では短い方になります。


 トビムシも六脚類で、胸部は昆虫と同じように3節からなり、それぞれの節から1対の肢が出ています。 上の写真で肢と胸部の節とを対比して見ていくと、胸部第1節は退化的で細く、首状になっています。 これもトゲトビムシ科の特徴です。 各肢の先端には主爪と副爪の2本の爪が見えます。
 眼にはピントが合っておらず、上の写真からはよく分かりませんが、左右それぞれ6個の小眼からなっています。


 触角は4節に分かれますが、そのうちの第3節と第4節はさらに環状に小分節しています。


 腹面から見ると、6本の肢で抱え込まれるように、体の長さの半分ほどある跳躍器が腹面に見えます。 トビムシはこの跳躍器を地面に叩きつけてジャンプするのですが、トゲトビムシ科の跳躍器は、トビムシ全体の中でも特によく発達しているようです。 トゲトビムシ科の跳躍器には棘が並んでいます(上の写真では毛のようにも見えますが、立派な棘です)。 科の名の由来はこの棘によるようです。

(2017.1.12. 堺市南区 フォレストガーデン)

2016-04-30

マルトビムシの一種



 木道の手すりの隙間にたくさんのマルトビムシがいました。 体長は2mm前後です。 条件が揃ってある種のカビが生え、それを食べに来ているのでしょう。
 食餌に集まったと思われるトビムシの集団は時々見ますが、いつも同種の集団のようで、不思議です。



(2016.4.22. 堺自然ふれあいの森)

2015-02-04

アヤヒゲナガトビムシ





 写真はオウギトビムシ科のアヤヒゲナガトビムシ( Salina speciosa )だろうと思います。 アラカシの、地上 1.5mほどの葉の裏にいました。 体長は 2.2mmでしたが、触角はそれより長く、3mmほどもあります。
 写真を撮ろうとすると、すぐ走りだしました。 トビムシの仲間は跳躍器を持っていて、よくこれで跳ねて逃げられるのですが、このアヤヒゲナガトビムシは走り回るだけでした。 けっこうな速さでなかなか撮りにくく、しばらく静かにしておくと、動かなくなりました。 写真はこの時に撮ったものですが、これまでも他の虫で同様な経験をしたことが何度かあります。 まるで睡眠に入ったように思えるのですが、虫たちにも「眠り」というものがあるのでしょうか。

(2015.2.1. 堺自然ふれあいの森)