2019-10-25
ウロコゼニゴケの造卵器・造精器
写真はウロコゼニゴケ Fossombronia foveolata var. cristula です。 粘土質の土の塊の上に乗っかるようにして育っていました。
接写すると、軟らかそうな丸いものがあちこちに見えます。 本種に無性芽は知られていませんから、これは造精器でしょう。
上の写真の中央には、何かを隠し守るように葉状体が他より混み合っている所があります。 葉状体をほぐしてこの中を見ると・・・
造卵器の中で、胚が大きく育っているようです。 なお、本種は雌雄同株です。
顕微鏡で観察すると、未授精の卵細胞(たぶん)を持つ造卵器と造精器が確認できました(上の写真)。
上は葉身細胞です。 油体は各細胞に 20~30個ほどあり、微粒の集合です。
(2019.9.13. 長野県茅野市豊平)
◎ ウロコゼニゴケの胞子体や胞子の様子などはこちらに載せています。
2017-12-14
ウロコゼニゴケの胞子体
12月5日に載せたウロコゼニゴケ Fossombronia foveolata var. cristula ですが、まだ青い蒴が多かったので、少し持ち帰り、その後の変化を観察し続けていました。
上は12月11日に撮った写真です。 茎葉体はどんどん緑を失っていきましたが、蒴は黒くなり、蒴柄も伸びています。 球形の蒴の直径は 0.5mmほどです。
このウロコゼニゴケを 12月14日に観察すると・・・
黒かった蒴は褐色になり、不規則に割れはじめていました。 上の写真はほぼ真上から撮っていて、緑色をしているのはウロコゼニゴケ以外のコケですが、左下の蒴は割れ目ができて、中の胞子が少し見えています。 左上の蒴にもヒビが入っています。
上の写真には、まだ緑色の蒴や黒くなった蒴なども写っていますが、左上の蒴は割れ、たくさんの胞子が見えています。 きれいに蓋が開いたようにも見えますが、これは偶然で、ウロコゼニゴケの蒴は不規則に裂開します。
上は1枚目の写真と同じ蒴です。 この蒴の大きな裂開は横で起こっています。
ウロコゼニゴケの胞子や弾糸の様子は 12月5日の記事に載せていますので、今回は重複を避けます。
経過観察しているウロコゼニゴケは、ペットボトルの蓋で育てています(上の写真)。
上は12月11日に撮った写真です。 茎葉体はどんどん緑を失っていきましたが、蒴は黒くなり、蒴柄も伸びています。 球形の蒴の直径は 0.5mmほどです。
このウロコゼニゴケを 12月14日に観察すると・・・
黒かった蒴は褐色になり、不規則に割れはじめていました。 上の写真はほぼ真上から撮っていて、緑色をしているのはウロコゼニゴケ以外のコケですが、左下の蒴は割れ目ができて、中の胞子が少し見えています。 左上の蒴にもヒビが入っています。
上の写真には、まだ緑色の蒴や黒くなった蒴なども写っていますが、左上の蒴は割れ、たくさんの胞子が見えています。 きれいに蓋が開いたようにも見えますが、これは偶然で、ウロコゼニゴケの蒴は不規則に裂開します。
上は1枚目の写真と同じ蒴です。 この蒴の大きな裂開は横で起こっています。
ウロコゼニゴケの胞子や弾糸の様子は 12月5日の記事に載せていますので、今回は重複を避けます。
経過観察しているウロコゼニゴケは、ペットボトルの蓋で育てています(上の写真)。
2017-12-05
ウロコゼニゴケ
上はウロコゼニゴケ Fossombronia foveolata var. cristula です。 球形の蒴があちこち顔をのぞかせています。
1枚目の写真を見るかぎり、蒴はまだ青く未熟なものばかりのようですが、群落の断面を作ってみると、上から見える層の1段下に黒くなった蒴がたくさんありました。 黒くなっている蒴を作らなかった植物体がさらに上に伸び、そこで蒴を作っているということでしょうか。
大変密集した群落で、下部には光が当たらず、長く匍匐している状態の茎は見当たりませんでした。
黒くなっていた蒴を破って胞子と弾糸を観察しました(上の写真)。 弾糸の肥厚は、上の写真では環状ですが、1本螺旋のものもありました。
胞子はほぼ球形で厚みがありますから、深度合成してみたのが下です。
胞子の遠心面は網目状になっています。
上は葉身細胞です。 薄壁でトリゴンは無く、油体は各細胞に 10~25個ほどあり、微粒の集合です。
(2017.12.1. 堺市南区 鉢ヶ峯霊園)
◎ 1枚目の写真では、まだ青い蒴がたくさん見えていますが、これらのその後の変化はこちらに載せています。 また胞子体が観察できる以前の、9月に観察した造卵器や造精器などはこちらに載せています。
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