Fさんが屋久島から持ち帰られたコケを少し分けていただきました。 上はそのうちの1種で、ホウキゴケ Solenostoma comatum です。 採集されたのは2月7日のようですが、ちょうど胞子体が伸び出す時期だったようで、たくさん胞子体がついていました。
葉を含めた茎の幅は2~4㎜、葉は長い舌形で、円頭(~亜切頭)です。
上は腹面から撮っています。 赤褐色の仮根が茎から出ています。 仮根は多いのですが、束になったり、茎に沿って流下したりしていません。
上は葉身細胞で、トリゴンは小さく、薄壁です。 油体は2~4個の楕円体~うじ虫形のものと小さなものが混じっています。 なお、小さな油体が見られないことも、しばしばあるようです。
葉身細胞の表面には著しいベルカ(微小突起)が見られます。 上の写真のように葉緑体や油体が無くなった細胞を見ると、よく分かります。
ペリギニウムはよく発達しています。 本来は断面を作って確認すべきですが、最内側の雌苞葉が造卵器の位置より上についていることは、外見からも想像できます。
花被はねじれず、3稜です。 上の写真では分かりにくいのですが、左右(写真では上下)と手前に稜が張り出しています。
上は花被の先端です。
上は開裂した蒴です。 私は、ソロイゴケ科の胞子体は蒴柄の太さに比較して蒴の裂片が比較的小さいという印象を持っているのですが、どうでしょうか。
上は蒴壁を内側から撮っています。
上は胞子と弾糸です。
上は茎の断面です。























