マツタケジャゴケの隙間から伸び出していた小さなチョウチンゴケ(上の写真)、ホシガタチョウチンゴケかも、と思って調べた結果はナメリチョウチンゴケ Mnium lycopodioides のようです。
今回は最初の写真のように不稔の茎しか見られませんでしたが、不稔の茎の葉は上の写真のように離れてついていて2列にみえます。 茎の長さは1~3cmです。
下は上と同じ植物体の乾いた状態です。
乾くと上の写真のように縮れます。
葉は鋭頭で、中部(より少し下)で最も幅広くなっています(上の写真)。
上は葉先近くを背面から撮っています。 中肋はほぼ葉先に達しています。 中肋背面に小歯は見られません。
葉縁には2~3細胞列の舷があり、歯は双歯です(上の写真)。 平凡社の図鑑には、舷は褐色とあり、たしかにその傾向はあるのですが(こちらやこちら)、環境条件によっては褐色でない場合もあるようです。
葉身細胞は円形~丸みを帯びた方形~六角形です(上の写真)。 細胞はほぼ等径で、上では20~23㎛です。 平凡社では12~18㎛で(不稔の茎の葉の径は)やや大きいことがあるとなっています。
上は茎の断面で、中心束があるのは Mnium(チョウチンゴケ属)の特徴です。
(2026.9.12. 京都市右京区京北上弓削町 標高 500m)
◎ 本種は雌雄異株です。 雄株の雄花盤の様子などはこちらに、雌株の胞子体の様子などはこちらに載せています。

























