2026-06-22

胞子体のあるシロクサリゴケ

 シロクサリゴケ Cheilolejeunea xanthocarpa の胞子体を確認できました(上の写真:2026.6.17. 貝塚市 秋山川遊歩道の樹幹)。

 花被は5稜です。 なお、写真下のスケールの最小目盛は 0.1mmです。

 上は胞子体です。 古くなっているので、大きさが分かるだけですが・・・。

 上は葉(側葉)です。 腹面から撮った全体の様子はこちらに載せていますので、今回は省きます。

 上は腹葉です。

 上は背片の葉身細胞です。 油体は大きく、ブドウ房状です。

2026-06-19

「第3回 苔類(たいるい)だけのコケ展」のおしらせ


 京都市で行われる大規模なコケ展、秋の京都府立植物園でのコケ展は蘚類中心に紹介し、今回は苔類(たいるい)に絞った全国的にも珍しいコケ展で、昨年も好評を得ました。
 苔類全般について広く紹介しますが、その中でも重点的に取り上げるテーマを決め、昨年はクラマゴケ科でしたが、今年はクサリゴケ科とヒシャクゴケ科を取り上げます。
 「蘚類と苔類はどう違うの?」という人から、「科」の概念をつかみたい人、苔類の多様性やおもしろさを深く味わいたい人、顕微鏡(自由に使っていただけます)で観察したい人など、多くの人に楽しんでいただきたいと思います。
 会場をお借りする費用が必要になりますので、コケ展としては少し高額になりますが、その分、満足していただける内容にするつもりです。

期間:7月3日(金)~5日(日)
  9:00~17:00(最終日は 16:00 まで)
会場:京都市 梅小路公園内「緑の館」1Fイベント室
    京都市下京区観喜寺町
交通:JR「梅小路京都西」駅下車すぐ / JR「京都」駅から西へ徒歩25分
入場料:(高校生以上)600円

3日間とも、下記のミニツアーを実施します。
 10:00~11:30 庭園(朱雀の庭)でコケ観察
 13:30~15:00 展示場内で展示解説
各ミニツアーの参加費:300円
参加申し込みは、当日会場で受け付けます。
庭園でのコケ観察会には、庭園入場券(小学生以上200円)が必要です。

詳しくは京都市都市緑化協会のHPをご覧ください。
 


2026-06-18

植村修二さんの講演会

 私も役員の一人である堺植物同好会で、下のような講演会を実施します。 小学生の頃から植物の観察と研究に熱心に取り組まれてきた植村さんの、迫力ある講演が楽しみです。 


 

2026-06-04

観察会と講演会のおしらせ

 日本蘚苔類学会大阪大会が8月7~9日に開催されますが、その関連行事として、下のような観察会と講演会が行われます。
 コケ植物を含め、生きものの世界は複雑に絡み合っていますが、今回の観察会と講演会は、ゲッチョ先生をはじめ、いろいろな分野の専門家が集まりますので、中身の濃い会になるのは間違いないでしょう。
 自然の豊かな所で、交通の便は少し悪いのですが、車で来られる方には広い駐車場があります。
 特にコケに関心のある人は、1日目はコケと他の生物との関係を考え、2日目は室内でコケについて学び、3日目はフィールドでのコケ観察という2泊3日(8月7日~9日)のプランがお勧めです。 夜も楽しいですよ!

 



2026-05-30

コアミメギボウシゴケ

 写真はコアミメギボウシゴケ Grimmia brachydictyon でしょう。 岩上に広がっていました。 上は乾いた状態、下は上と同じ標本を同じ倍率で撮った湿った状態です。

 葉の長さは1~2㎜で、あちこちの葉先に無性芽の塊がついています。

 上は葉先に無性芽をつけた葉です。 葉縁は中部で多層、下部では1細胞層です。


 上の2枚は葉先です。 葉は弱く折り畳まれていますが、葉の上部が溝状になることはありません。

 上は葉身細胞です。 細胞壁は厚く、横壁と縦壁はほぼ同じ厚さです。

 上は葉の横断面で、中肋背面に翼があります。

 葉身細胞は平らで、中部の葉縁は2細胞層です(上の写真)。

(2026.5.16. 京都市)

◎ コアミメギボウシゴケはこちらにも載せています。