5月5日、ビルの地上から150mの高さの窓に、肉眼では橙色にみえる体長3㎜ほどの虫がたくさんついていました。 ルーペで見るとキジラミらしいので、宮武先生からいただいた日本環境動物昆虫学会(2014)のキジラミ類の絵解き検索で調べてみました。 この本には156種のキジラミ類が載せられていますが、検索表をたどると、サツマキジラミ Cacopsylla satsumensis に落ちました。
本種の幼虫時代の食樹はシャリンバイで、道路の分離帯や道路脇などにたくさん植えられています。 越冬成虫は早春にシャリンバイ上で交尾・産卵し、5月上旬には多数の羽化した個体がシャリンバイ上に見られます。 この個体が分散する途中で風に巻き上げられたのでしょうが、こんななに高くまで巻き上げられているとは驚きです。
このブログには、これまでサツマキジラミは3回載せています。
・ 12月下旬に見た交尾と幼虫 → こちら
・ 3月上旬の交尾と幼虫など → こちら
・ 3月下旬の幼虫など → こちら
今回見たものはこれらとは体色が少し異なるのですが、これまで見た成虫は冬の寒さを経験した個体(秋型)ですし、今回は羽化して間もなくの個体ですので、その違いだろうと思います。

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