アメンボの種類も多く、アメンボ科とイトアメンボ科に限っても、約30種が知られています。 堺自然ふれあいの森(≒里地里山)で普通に見られるアメンボ科の5種を並べて比較してみました。(撮影場所は「堺自然ふれあいの森」とは限りません。)
● アメンボ(別名 ナミアメンボ)Aquarius paludum
上は交尾中です。 都市部でも普通に見られるアメンボで、触角の長さが体長の1/2以上で、中脚腿節の長さは体長より短いという特徴があります。
上はナミアメンボの短翅型だと思います。 安定した環境で、このような短翅型が見られるようです。
● オオアメンボ Aquarius elongatus
スマートな体形のアメンボです。 写真ではナミアメンボと似た印象を受けるかもしれませんが、ナミアメンボの体長が 1.5cm程度であるのに対し、オオアメンボは2~2.5cmほどありますから、実際に見た大きさは全く違います。 水面が木陰に覆われるような環境を好むようです。
アメンボの仲間は肉食です。 尖った口器を獲物に突き刺し、体液を吸います。 上は魚に群がるオオアメンボです。
● ハネナシアメンボ Gerris amenbo
幅広い体つきをしています。 普段は上の写真のように翅が短く飛べないのですが、秋になると長翅型が現れるようです。
● ヒメアメンボ Gerris lacustris
上は食事中のヒメアメンボです。 腹の縁が黄色く縁取られ、前脚腿節に黒条があります。
● シマアメンボ Metrocoris histrio
流れのある所に棲むアメンボです。 多くは上のように無翅型ですが、秋以降には長翅型が出現します。
(◎ シマアメンボはこちらにも載せています。)
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