2015-12-21

サツマキジラミ@12月


 1本のシャリンバイで、交尾中のサツマキジラミが複数見られました。 今年の3月上旬に、場所は違いますが同じ大阪府下の市街地の公園で、たくさんのサツマキジラミの交尾が見られましたが(こちら)、この時期の違いはどう考えればいいのでしょうか。 サツマキジラミの交尾時期が、場所ごとにかなりずれるということなのでしょうか。 それとも今年の暖冬の影響で、サツマキジラミにとってはもう早春なのでしょうか。 もう少し継続観察が必要なようです。


 上は右上に交尾中のもの(1枚目とは異なります)が、左下には幼虫の集団がいます。


 幼虫の体には液体がまとわりついているため“肥満幼虫”のように見えるものもいます。 この液体は甘露に似たものだと思います。 幼虫の集団には、様々な齢のものが混じっています。 どんどん齢が進む時期のようです。


 上は1頭の幼虫を大きく撮ったものですが、体の周囲に細い糸状のものが見られます。 これはシラカシトガリキジラミの幼虫などに見られる体の周囲の(たぶんワックスでできた)毛と基本的に同じものだと思います。

(2015.12.20. 堺市南区 大蓮公園)

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