上はサワクサリゴケ 
Lejeuea aquatica でしょう。 背片は 0.8~1mmで、円頭~鈍頭です。
 上の緑色の部分がサワクサリゴケで、ピッタリと岩にへばりついています。 写真ではよく分かりませんが、水がサワクサリゴケの上を勢いよく流れています。
 サワクサリゴケは幾重にも重なって育っていましたので、それを剥がして白い皿の上に広げておき、観察するために皿から取り出そうとすると、上の写真のように、あちこち皿にへばりついたままになってしまいました。 かなりの粘液を出しているようで、岩にもこの粘液でくっついているのでしょう。
 上は腹面からで、円い腹葉が並んでいます。 幅は茎の3倍ほどあります。 腹葉は2裂しているのですが、上の写真の倍率では、被写界深度が深すぎて、茎と重なり、よく分かりません。
 上が腹葉です。 できるだけゴミの少ない所を狙って撮っていますが、あちこちゴミがくっついているのは仕方ありません。
 仮根は腹葉の基部から出て茎頂方向に放射状に伸びています(上の写真)。
 腹片はとても小さくなっています(上の2枚の写真)。
 上は葉身細胞です。
(2019.7.8. 和歌山県側の岩湧山麓)
◎ サワクサリゴケは
こちらにも載せています。
 
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