2021-06-06

ヒスイタケ、オオホウライタケ

 コケ観察のついでに今話題のきのこも見ておこうと出かけたのですが、このところの雨続きで、きのこウォッチングがメインになってしまいました。 たくさんの写真を撮りましたので、何回かに分けて載せていきます。  

● ヒスイタケ(仮称)



 ワカクサタケ Hygrocybe psittacina(ヌメリガサ科)の近縁と考えられていますが、別種のようです。
 同じ場所で、もう5年も毎年出ているようです。 ワカクサタケは腐生性のきのこですが、ヒスイタケは何を栄養分にして育っているのでしょうね。
 Hygrocybe(アカヤマタケ属)には色鮮やかなきのこが多いのですが、このきのこの翡翠色は粘液に含まれている色素によるもののようで、粘液が取れてくると、次第に地色の黄色っぽい色になるようです。

● オオホウライタケ


 オオホウライタケ Marasmius maximus(ホウライタケ科)も腐生性のきのこで、堆積落葉中に菌糸マットをつくり、群生します。
 傘は周縁に放射状の溝があってしわ状になり、小しわもあります。 ひだは疎で、上生~離生です。

(2021.6.5. 箕面の森)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先程、NHK-FMを聴いてたら、大阪箕面の、ヒスイタケの話題が聞けました。きれいなキノコですね。

左木山祝一 さんのコメント...

同じ場所に毎年出ていますが、他の所で見たという話を聞いたことのない不思議なきのこです。