ホコリタケ(1種類ではありません)というキノコがあります。 上の写真のホコリタケは柄があり、柄の上に膨れたところがありますが、ホコリタケの種類によっては、柄の部分の無いものもあります。 この膨れた部分を“腹”と呼ぶことにします。(かなりのメタボ体形です。)
一般的によく知られているキノコは傘の裏に胞子を作りますが、ホコリタケなどは上記の“腹”の内側に胞子を作るので、これらのキノコの仲間(菌類)は腹菌類と呼ばれています。
上は若いホコリタケの断面を見たところで、“腹”の内部は白くふわふわしています。 この白くふわふわした部分が胞子になります。
胞子を作り終えると、“腹”の頂に穴が開き(上の写真)・・・
この腹を押すと、上の写真のように、穴から埃(ホコリ)のような胞子が空中に飛び出て飛散します。 自然界では雨粒などが“腹”を叩くことで胞子が飛散するのでしょう。
※ 今回の写真は10月下旬から11月下旬にかけて撮ったものですが、撮影場所も異なりますし、はじめに書いたようにホコリタケは1種ではありませんから、別種が混じっている可能性があります。 また、撮影終了からかなりの日数が経過していますが、明日の
マメホコリの記事と比較するために、この時期に載せることにしました。
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