立派な触角を持ったヌカカ科の一種です。 体長は(もちろん触角を除いて)2.6mmでした。 ヌカカ科はこれまでに何度か載せています(こちらやこちらなど)が、触角にも翅にも脚にも、体全体にたくさんの毛が認められます。
ヌカカ科の一部はヒトからも吸血します。 吸血されている時にはほとんど気づかず、翌日以降に始まる腫れと痒みは数日間続くというやっかいな虫ですが、吸血するのはメスですし、吸血する種の多くは翅に斑紋のある種ということです。
写真のヌカカは翅に斑紋はありませんし、これだけ立派な触角を持つのはオスに違いないと自分に言い聞かせて近接撮影を試みましたが、顔を正面から撮ろうとしたのが気に入らなかったのか、逃げられてしまいました。
翅脈は前縁脈と径脈以外は明瞭に撮れていませんが、ヌカカの翅は、模様も翅脈も多くのパターンがあるようです。
(2014.12.27. 大阪市立長居植物園)
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