写真はホソミツヤゴケ Entodon sullivantii だと思います。 コンクリート製の擬木に張り付いて育っていました。 蒴は成熟に近づいているようです。
蒴の成熟に向けて栄養分を送り続けた配偶体は、葉の色を見ても弱り気味のようです。 葉はゆるく扁平についています。
上は茎葉です。 Entodon(ツヤゴケ属)の特徴として、翼部には方形の細胞がたくさん見られます。
上は葉身細胞です。
上は枝葉です。
枝葉の葉先には微歯が見られます(上の写真)。
上は蒴歯です。 内蒴歯の基底膜は低く、間毛はありません。
外蒴歯の下部には密に横条があります(上の2枚の写真)。 本種に似たヒロハツヤゴケの蒴歯には、このような横条はありません。
(2022.3.17. 箕面公園)
◎ ホソミツヤゴケはこちらにも載せています。
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