写真はイボヒメクサリゴケ Cololejeunea macounii でしょう。 11月15日に貝塚市で行われたオカモス関西の観察会でみつけました。 平凡社には樹幹に着生とありますが、岩上に点々と小さな群落を作っていました。
背片は重なり、円頭です。 植物体の多くの部分の細胞には大きなパピラがあり、上の写真では、それが小さな円に見えています。 腹葉はありません。
背片は卵形です。 腹片は背片の約1/2長で基部は凸面状、第1歯は金槌形で2細胞長、第2歯は狭三角形で尖っています(上の写真)。
上は背片の葉先で、左下に腹片の第1歯が写っています。 各葉身細胞の中央には、先の丸い大きなパピラがあります。
上は背片背面の葉身細胞です。パピラの基部と上部が重なり、二重円のように写っています。
腹片基部の細胞にはパピラはありません(上の写真)。 細胞壁に中間肥厚が見られます。
◎ イホヒメクサリゴケはこちらにも載せています。






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