写真はチチブハネゴケ Plagiochila flexuosa でしょう。 三重県松阪市で採集されたものをいただきました。 関東以西の暖帯~温帯の湿度の高い渓谷の岩上に育つコケです。
上の写真の植物体の長さは約8cm(スケールは1目盛が1㎜)、他の茎を見ても分枝はほとんどありません。
上は腹面から撮っています。 葉は矩形で、長さは幅の2倍以上あり、背縁は直線状で、腹縁はやや膨らみ、葉先に5個以上の歯をつけている葉が多く見られます。
稀に上のようなハネゴケ型分枝(茎の側面からの有襟分枝)が見られます。
上の2枚は葉です。 背縁は茎に長く下延しているのですが、切れてしまい、その部分まで取り出すことはできませんでした。
上は葉先です。
小さな腹葉があります(上の写真)。
上は葉身細胞です。 細胞壁に波状の中間肥厚は見られません。








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