岡山コケの会関西支部では毎月第4火曜日に顕微鏡観察会を行っていますが、6月の観察会にと長野県のKさんからいろいろなコケを送っていただきました。 上はそのうちの1種で、ナンジャモンジャゴケです。
上は葉の横断面です。 蘚類でも苔類でも葉には背面と腹面があるのですが、本種ではその区別がつきません。 現在では本種は蘚類の中で最も早く枝分かれしたグループとされていますが、そのことと関係しているのでしょうか。
上の2枚は茎にあった粘液細胞です。 本種が発見された当初、蘚類か苔類かなのかも不明でしたが、苔類とする意見の方が多かったようです。 苔類とする根拠の1つが上の粘液細胞で、このような粘液細胞は苔類に見られますが、蘚類には見られません。
◎ 本種の粘液細胞はこちらにも載せています。
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