写真のコケ、上のような写真にするとハマキゴケやネジクチゴケなどに似ていて、センボンゴケ科らしいのですが、大きさはずっと小さく(4枚目の写真)、1月に採集したまま、種名までは同定できず放置していました。 先日識者に調べていただく機会があり、自分でも再検討した結果は、トウヨウネジクチゴケ
Barbula indica のようでした。
育っていたのは町中で、上の写真のような土留ブロックの隙間です。
乾くと上のように巻縮します。
上にも書きましたが、ハマキゴケやネジクチゴケなどに比較すると、ずっと小さなコケです。
葉の下部の葉身細胞は長方形で、葉緑体はほとんどありませんが・・・
上は葉の葉緑体の無い所(下部)からある所(中部)への移行部です。 葉の中上部の葉身細胞は丸みを帯びた方形で、小さなパピラがたくさんあります。
葉の中上部の中肋背面の細胞は細長く、細胞の両端に少し大きなパピラがあります(上の写真)。
◎ こちらでは上記のパピラを、少しピントを下げて観察しています。
上は葉先の様子です(深度合成しています)。
上の赤い円で囲ったものは無性芽で、大きさが分かるように葉も写しています。 左上の四角内はその無性芽の拡大です。
(2018.1.18. 堺市美原区平尾)
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