上は2024.8.26.に北海道の然別湖近くで撮った写真です。 岩上にあったコケ群落で、多くはタカネツボミゴケですが、以下に取り上げるのは緑の矢印のコケです。
葉は基部から開出しています。 Marsupella(ミゾゴケ属)だろうと思い、平凡社のの検索表をたどりました。
上は葉です。 キールが無く、裂片は鋭頭です。 平凡社の検索表では葉はほぼ左右対称か左右非対称かの分岐があるのですが、前者を選べばヤクシマミゾゴケに、後者を選べばホソミゾゴケになりそうです。 北川(1963)の図を見ても、このどちらかだと思うのですが、平凡社によると、ヤクシマミゾゴケの分布は本州(近畿地方)~九州ですし、ホソミゾゴケの分布も本州~九州で、どちらも北海道に分布しません。 この記事が今日になった最大の原因はここにあります。
葉身細胞はトリゴンが小さく、油体は各細胞に6~8個で眼点はありません(上の2枚の写真)。 ちなみに、ヤクシマミゾゴケの油体は2~3個のようです。
ここではホソミゾゴケ Marsupella pseudofunckii としておき、ご意見をいただきたいと思います。
【参考資料】
北川尚史:日本産 Marsupellaceae の研究.服部植物研究所報告第26号.1963.
◎ ホソミゾゴケと思われるコケはこちらにも載せています。





0 件のコメント:
コメントを投稿