2017-07-11

ハイイロゲンゴロウ


 堺自然ふれあいの森の田んぼにいたハイイロゲンゴロウ Eretes sticticus です(2017.7.9.)。 この写真の後、すぐに歩きだし、そのうちに翅を広げて飛ばれてしまいました。 目で追いかけていると、行ったり来たりしながら次第に高度を上げ、10mほどの高さでついに見えなくなってしまいました。 そんなに高くまで飛べるとは思いもしませんでした。

2017-07-10

サワゴケ


 沢ではなく、湿り気のある所にいちめんに広がっていたサワゴケ Philonotis fontana です。


 まだ帽の取れていない若い蒴もありました。


 配偶体のどこから胞子体が出ているのかを確認するために、1本取り出したのが上です。 この姿は、茎の頂に胞子体が形成され、その直下から多くの枝が出たものでしょう。


 枝を拡大してみました(上の写真)。 写真のように葉は枝を抱いていますので、1枚の葉を取ることは難しかったのですが・・・


 葉は破れ、大きな気泡も入ってしまいましたが、葉は卵状披針形で細く尖っています。 中肋は強壮で葉先に達しています。 上の写真でもパピラの存在が分かりますが・・・


 上は腹側の葉先近くを拡大したもので、写真の下方には中肋が写っています。 葉身細胞は長い矩形で、パピラはその上端にあります。

 サワゴケは雌雄異株です。 上の写真中央には茎頂に雄花盤をつけた雄植物が写っていますが、時期的に精子は出し終えているでしょう。


(2017.6.15. 北八ヶ岳)

2017-07-09

ホテイラン


 ホテイラン Calypso bulbosa var. speciosa は本州中部以北の針葉樹林下に咲くランです。 写真はヒュッテで育てられていたものを撮らせていただきました。


 横から撮影したものに名称をつけてみました(上の写真)。 唇弁は下垂し、背面は袋状に膨らみ、先は距となって舷部より下に長く突出しています。

(2017.6.13. 北八ヶ岳)

2017-07-08

コバノスナゴケ@北八ヶ岳



 写真はコバノスナゴケ Racomitrium barbuloides でしょう。 前に載せたものとは異なり枯れたような色をしていますが、これで生きています。 亜高山帯の、針葉樹林内ではなく、風雪に直接さらされる岩上に生育していました。 葉先の透明尖が目につきます。


 乾くと葉は枝や茎にくっつきぎみになり、茎から短い枝がたくさん出ていることがよく分かります(上の写真)。


 湿ると葉は反りますから、葉の折り畳まれていない簡易プレパラート作成はあきらめました。 しかし上の写真では中肋がどこまで伸びているのかも分からないので、偏光で撮ってみたのが下です。


 中肋は透明尖のすぐ近くにまで達しています。


 葉身細胞にはパピラがたくさん見られます(上の写真)。

(2017.6.13-15. 北八ヶ岳)

2017-07-07

ヒメガムシ


 写真はヒメガムシ Sternolophus rufipes でしょう。 脚は赤褐色です。


 名前の「ガムシ」を漢字で書くと「牙虫」です。 なるほどみごとな牙を持っています。

(2017.6.27. 堺自然ふれあいの森)