2017-07-16

ハイイロフクロホコリ


 シロツメクサの葉の縁を飾るような白いツブツブ、変形菌のハイイロフクロホコリ Physarum cinereum だと思います。


 周囲を見れば、イネ科の葉にもたくさんついています。 特にシロツメクサと深い関係があるのではなさそうです。


 上はシロツメクサの葉の縁を拡大したものですが、変形体が葉の裏から表へ登ってきて子実体を形成しているようです。



 子嚢は球形~円筒形ですが、網目状になることもあるようです。 子嚢壁は灰白色の石灰の粒で覆われています。

(2017.6.27. 堺自然ふれあいの森)

2017-07-15

6月中旬の桜


 6月中旬の、標高 2,000mで咲く桜です。 マメザクラ系またはタカネザクラ系の桜でしょうが、桜はよく分かりません。


 花は小さく、多くの花は垂れ下がって咲いていました。

(2017.6.14. 北八ヶ岳)

2017-07-14

ヒメイチゲ


 ヒメイチゲ Anemone debilis は近畿地方以北の亜高山帯針葉樹林などに見られるキンポウゲ科の多年草です。 茎につく葉は3枚が輪生し、それぞれの葉は3全裂しています。


 花弁状に見える白い5枚はガク片で、花弁は退化し消失しています。 上の写真の花では、白い葯のオシベが10本前後あり、ほぼ同数の緑色のメシベも見えています。

(2017.6.14. 北八ヶ岳)

2017-07-13

スジチョウチンゴケ


 上は雄株と雌株が混じったスジチョウチンゴケ Rhizomnium striatulum の群落です。


 雌株を取り出してみました(上の写真)。 葉は狭倒卵形のものが多く、中肋は葉先に達しています。


 大きな葉が茎の上部に集まってついています。 若い株の茎は淡い緑色ですが、胞子体をつけている古い株の茎は赤みを帯びています。 茎の基部には仮根のかたまりがあります。



 上の2枚は雄株です。 若い雄株は雄花盤を作っていました。


 上は雄株の茎の中ほどについていた葉です。 舷は葉縁全周で明瞭です。


 葉身細胞は厚角で丸みを帯びています。

(2017.6.14-15. 北八ヶ岳)

2017-07-12

ミツバオウレン


 6月中旬の標高2,000m付近の北八ヶ岳ではミツバオウレン Coptis trifolia が花盛りでした。


 上は花の拡大です。 白い花弁のように見えるのはガク片で、5枚の花弁は退化して蜜腺になっています。 オシベは多数で、柱頭は5本に分かれています。


 既に終わりかけの花や、上の写真の右側のように袋果が生長しはじめているものもありました。


 根生葉の多くは、和名や種小名のように3出複葉ですが、これから開く葉も多く見られました。