上は2026年9月12日に京都市右京区京北上弓削町にあったコケで、見慣れた姿とは少し異なるのですが、調べた結果はケチョウチンゴケ Rhizomnium tuomikoskii だろうと思います。 上の撮り方では分かりにくいのですが、まだ細い若い胞子体があちこちについています。
本種の茎には、ふつう黒褐色の仮根が密生し、よく見られるのは葉の上にまで仮根が広がっている姿ですが(こちらやこちら)、上の横から撮った写真で見ても、茎の上部の仮根は多くありません。 胞子体をつけていることが影響しているのかとも思いましたが、最初の写真を見ても、不稔の茎でも葉の上の仮根は確認できません。
Rhizomnium(ウチワチョウチンゴケ属)では、うちわのような広い葉が茎の上部に集まってつきますが、この葉の様子は最初の写真で分かります。 上の2枚は茎の中央につく葉です。 葉は丸みを帯びた四角形です。
以下も上のような茎の中央につく葉についての観察結果です。
葉先は円頭で、中肋は葉先に届いていません。
葉先には小さな突起があり、舷は葉先にもあります。
上は葉の中央付近の舷です。 舷は3~4列で、今回は褐色でした。
葉身細胞は大きく、0.1㎜前後の長さがあります(上の2枚の写真)。
上は仮根(大仮根)です。
(2026.9.12. 京都市右京区京北上弓削町 標高 500m)
◎ こちらには胞子体をつけた雌株の様子を、こちらには雄花盤をつけた雄株の様子を載せています。




























