京都市で行われる大規模なコケ展、秋の京都府立植物園でのコケ展は蘚類中心に紹介し、今回は苔類(たいるい)に絞った全国的にも珍しいコケ展で、昨年も好評を得ました。
苔類全般について広く紹介しますが、その中でも重点的に取り上げるテーマを決め、昨年はクラマゴケ科でしたが、今年はクサリゴケ科とヒシャクゴケ科を取り上げます。
「蘚類と苔類はどう違うの?」という人から、「科」の概念をつかみたい人、苔類の多様性やおもしろさを深く味わいたい人、顕微鏡(自由に使っていただけます)で観察したい人など、多くの人に楽しんでいただきたいと思います。
会場をお借りする費用が必要になりますので、コケ展としては少し高額になりますが、その分、満足していただける内容にするつもりです。
期間:7月3日(金)~5日(日)
9:00~17:00(最終日は 16:00 まで)
会場:京都市 梅小路公園内「緑の館」1Fイベント室
京都市下京区観喜寺町
交通:JR「梅小路京都西」駅下車すぐ / JR「京都」駅から西へ徒歩25分
入場料:(高校生以上)600円
3日間とも、下記のミニツアーを実施します。
10:00~11:30 庭園(朱雀の庭)でコケ観察
13:30~15:00 展示場内で展示解説
各ミニツアーの参加費:300円
参加申し込みは、当日会場で受け付けます。
庭園でのコケ観察会には、庭園入場券(小学生以上200円)が必要です。
詳しくは京都市都市緑化協会のHPをご覧ください。
2026-06-19
「第3回 苔類(たいるい)だけのコケ展」のおしらせ
2026-06-18
2026-06-04
観察会と講演会のおしらせ
日本蘚苔類学会大阪大会が8月7~9日に開催されますが、その関連行事として、下のような観察会と講演会が行われます。
コケ植物を含め、生きものの世界は複雑に絡み合っていますが、今回の観察会と講演会は、ゲッチョ先生をはじめ、いろいろな分野の専門家が集まりますので、中身の濃い会になるのは間違いないでしょう。
自然の豊かな所で、交通の便は少し悪いのですが、車で来られる方には広い駐車場があります。
特にコケに関心のある人は、1日目はコケと他の生物との関係を考え、2日目は室内でコケについて学び、3日目はフィールドでのコケ観察という2泊3日(8月7日~9日)のプランがお勧めです。 夜も楽しいですよ!
2026-05-30
コアミメギボウシゴケ
写真はコアミメギボウシゴケ Grimmia brachydictyon でしょう。 岩上に広がっていました。 上は乾いた状態、下は上と同じ標本を同じ倍率で撮った湿った状態です。
葉の長さは1~2㎜で、あちこちの葉先に無性芽の塊がついています。
上は葉先に無性芽をつけた葉です。 葉縁は中部で多層、下部では1細胞層です。
上の2枚は葉先です。 葉は弱く折り畳まれていますが、葉の上部が溝状になることはありません。
上は葉身細胞です。 細胞壁は厚く、横壁と縦壁はほぼ同じ厚さです。
上は葉の横断面で、中肋背面に翼があります。
葉身細胞は平らで、中部の葉縁は2細胞層です(上の写真)。
(2026.5.16. 京都市)
◎ コアミメギボウシゴケはこちらにも載せています。
2026-05-28
ナガヒツジゴケ
公園の遊歩道脇に、トヤマシノブゴケ、コツボゴケ、コバノチョウチンゴケ、ジンガサゴケ、ヒメタチゴケなどに混じって、ナガヒツジゴケ Brachythecium buchananii がありました。
茎は這い、不規則な羽状に多くの枝を出しています(上の写真)。 ただし・・・
上のような長く伸びた枝だけを見ると、ひも状で、枝分かれが少ないように思ってしまいます。
上は茎葉で、深い縦じわがあります。 中肋は葉の中部または葉長の2/3くらいで終わっています。

















