写真は、雨で濡れていますが、ナガスジハリゴケ Claopodium prionophyllum だと思います。 石灰岩上にありました。
茎はやや羽状に分枝しています(上の写真)。 乾くと葉はやや縮れます。
上は枝先です。 枝葉は披針形で、パピラがあります。
上は枝葉(右)と茎葉(左)です。 茎葉は広卵形の下部から急に細くなり、長さは1~1.2mmです。 小さな葉ですが、同属で本種と特徴のよく似たハリゴケの茎葉は 0.4~0.5mm、ホソハリゴケの茎葉は約 0.3mmと、もっと小形です。
茎葉の先端は針状で、中肋は葉先から長く突出しています(上の写真)。
上の2枚は葉身細胞と葉縁の細胞との違いを示しています。 葉身細胞にはパピラがありますが、葉縁の細胞は比較的透明でパピラはありません。
上は葉身細胞です。 細胞の中央に1個のパピラがあります。
上は葉の横断面です。 パピラは背腹両面にあり、三角錐の形をしています。
(2023.12.31.高知県 横倉山)
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